社会保険労務士試験合格に必要なものは実力と最後の最後には運である。

社会保険労務士の資格を取得しようと思い。まずは独学で会社員時代に1度試験を受けました。平成23年度の試験です。その頃には簡単な参考書も一通り勉強して、受かるとは思いませんでしたが、力試しにダメもとで試験を受けて見ました。
当時の試験料は9,000円でした。今思えばもったいないことをしたと思いますがその頃には年収も600万円はありましたのでなんとなく受けてみたのでした。その時の結果は今、成績結果通知書を見返しても笑っちゃうものでした。もちろん不合格でしたが、

その年の合格基準は

①選択式試験は、総得点23点以上かつ各科目3点以上
(ただし、労働基準法及び労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、社会保険に関する
一般常識、厚生年金保険法、国民年金法は2点以上)である者

②択一試験は、総得点46点以上かつ各科目4点以上である者

でした。

 

平成23年度の自分の得点はなんと

①選択式試験 総得点15点(40点満点中)
②択一式試験 総得点16点(70点満点中)

 

という結果でした。マークシートなので運がよかったら受かるかもなんておもっていた私が馬鹿でございました。マークシートでも問題が難しいのが社会保険労務士試験なのです。ここで簡単に社会保険労務士試験を知らない方の為に説明をしておきますと。全てマークシートで行われる試験ですが、ヤマ勘であたるような試験ではございません。

①選択式試験と②択一式試験の2つに分かれていますがこの両方に合格した方が社会保険労務士試験合格者と呼ばれます。

試験の内容は
①の選択式試験は8科目
②の択一式試験は7科目
が出題されます。

 

この各科目が全て合格基準点をクリアしないと合格者になれないという非常に厳しいルールなのです。つまり総得点は合格基準点は軽く超えているが、1科目、たった1科目だけ合格基準点に満たないと不合格になります。しかも税理士試験のように科目別合格という制度もなく年に1回の試験のため、非常に合格するには実力と運を要します。この1科目だけ不合格になったため、全てが不合格という受験者が全体の40%位になるとも言われております。そのため毎年受験される受験浪人組も多いのがこの試験の特徴になっています。あと一歩が満たされれば次は合格すると思ってしまうため。寸暇の時間も惜しんで勉強することが日課になっている受験生も多くおります。

 

①の選択式試験は空欄式で20問の選択肢から5問を選ぶという問題。
②の択一式試験は5問択一式で正しいものか間違っているものを1つ選ぶという問題
になります。こう簡単に書いてしまうとなんか簡単そうですが

②の択一式は相当な実力がないと当たらないです。
①の選択式は相当な実力と運がないと当たらないです。

①の選択式は運と書きましたが本当に運も必要なんです。

実力があれば運は必要ないのではと思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、実力を超えた所にこの選択式試験は存在します。

毎回どのテキストにも載っていないような難問が出題されます。(本当に意地悪です)これはどの受験生も落とす、難問、奇問です。これは取れなくてもしょうがないのですが、問題は次のレベルの問題です。テキストには載っていたが、重要ではなくさらっと載っているような文章がでます。もちろんテキストにもさらっとですから練習問題にも過去問題にも出たことはありません。このレベルを取るのは実力となります。

それでは実力があれば合格基準点に乗るのでは?と思うのですが、実は実力があっても普通の問題を落とす可能性があります。この普通の問題を落としても、難問、奇問で点が取れる運も必要ということです。実際の私がそうでした。

 

私は平成24年度の試験で合格しましたが、選択式試験の社会保険に関する一般常識にて3点をとってなんとか合格を果たしましたが問題を難しく考えすぎてみんなが取った設問を落として、難問、奇問の設問を取ってなんとか3点を確保しました。
この時ばかりは最後は運だ!!なんて思ってしまいました。社会保険労務士の試験は実力が9割、運が1割といった所でしょうか。ただその運が1割といった所ですが、勘違いはしてほしくはありません。実力があったから運も引き寄せることが出来たのです。

つまりその難問、奇問であっても選択する問題の内 空欄に入りそうな選択肢はだいたい4選択肢位です。この4選択肢の中から最後の2選択肢を絞り込むのに実力が必要なのです。そして2選択肢の内からは運です。なんとなくで選びます。

 

私はこの作業が出来たから社会保険労務士の試験に合格することが出来たのです。
私がこの難問、奇問を出来なかったら合格はありませんでした。もう受験もしなかったと思います。それだけ過酷なんです。この試験は・・終わったときはもうこれで解放されるという思いが強かったです。もうあんなに勉強しなくてもいいんだと思うと本当に嬉しかったです。

 

ちなみに平成24年の合格基準は

①選択式試験は、総得点26点以上かつ各科目3点以上
(ただし、厚生年金保険法は2点以上)である者

②択一試験は、総得点46点以上かつ各科目4点以上である者

でした。平成24年度の自分の得点は

①選択式試験 総得点36点(40点満点中)
②択一式試験 総得点54点(70点満点中)
で合格しました。

 

もう5月も中旬になりましたが今年も8月には試験が行われることでしょう。毎年難しくなっているこの試験、受験者の方は頑張って下さい。
社会保険労務士合格者は周りの評価も違いますし、自分の自信にもなります。あと少しなので頑張って下さい。

 

今回はこの試験の概要だけを説明で終わってしまいましたが、また試験のポイント、勉強方法なども続けて説明していけたらと思っております。それでは受験生の方は体調に気をつけて頑張って下さい。

 

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コメント: 1
  • #1

    seks telefon (金曜日, 03 11月 2017 20:18)

    Radzanowo

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